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Gコミ220 2014年03月号

東京の大雪

2月の大雪は本当にすごかったですね。

東京では45年ぶりとも言われている積雪量は交通機関どころかカーポートやバス停の屋根、ビニールハウスを壊すなど、様々な被害をもたらしました。
雪国と違って特に対策を行っていない東京の家では、特別な大雪の影響で今まで無かった幾つかの被害や現象が起こりました。
一つは雪の重みに耐えきれなくなって壊れてしまったカーポートやテラス屋根、バルコニーなどで、東京の西、内陸部の方で結構多かったと言います。
2回目に降った雪は水分が多く特に重かったので、もともとこれほどの積雪量を考えていない関東南部の仕様では全く耐えられなかったのでしょう。

雪の為の雨漏りもありました。
「すがもれ」と言って、屋根に積もった雪が軒先で凍り、雪解け水をせき止めて屋根内部に入ってしまう現象です。
防水屋根などで想定外の積雪の為に、防水層の上から水が漏った例屋根からの落雪で、配管などの上に落ちて積もり、留め金具のビス穴からと漏るというケースもありました。この他には暖房が効かないという現象もありました。

近年特に効率が良くなったエアコンがクリーンで省エネな暖房機器として普及し、ほぼエアコンだけで暖房を賄う家が増えてきました。そのエアコンは室外の気温が氷点下になると効率がかなり落ちます。
今回は雪の吹き溜まりなどで室外機が半分埋もれたり、雪に囲われたりして、部分的に温度が極端に落ちた為に効かなくなった現象がありました。そうなったら室外機廻りの雪かきをしないと効きません。
本来東京に大雪対策は必要無いのかもしれませんが、年に二度もあると、どのような現象が起こるかくらいは知っておいた方が良いと思います。少なくとも雪かき用スコップは常備したいですね。

いろいろ大変な事がありました。(私は講習会の為に松本に行って帰ることが出来なくなりました。)が、良い事もありました。 私の家の周りは我が家を含めて2年位で新しく分譲、新築され引っ越してきた家が6軒あって、まだあまりお互いをよく知らない状況でした。
それが今回の大雪によってご近所総出で協力し合っての雪かきを2週連続で行い、皆で立ち往生した車を助けたりで、これを機にご近所の絆が深まったように思います。

代表取締役社長 鈴木 晴之

福島に行ってきました

2月21日、居住制限区域に再編された富岡町の一部に入りました。

震災直後には、いわき市で津波の恐ろしさを見てまいりましたが、今回は原発事故の影響で入ることの許されていなかった富岡町の現状を見てまいりました。

今回「FPの家」グループの全国大会を福島で行うことになり、津波や原発事故で被災した工務店の仲間たちの話を聞こうということから発展して、富岡町にも入ることが出来ると聞いて視察をする事になりました。

当日はバスでいわき市を出発し、富岡町で自動車修理工場を経営していた人に案内をお願いして町の中に入り、町内を一周する形で見ることが出来ました。

富岡町に入ると倒れかけた家や店舗が地震時そのままに放置され、3年前に見た景色を思い出させられました。

ただ、がれきは全て片づけられ道路も整備されていて地震直後と景色は違うのですが、少し離れたいわき市やすぐ隣の楢葉町、広野町の様子とはずいぶん違っていました。

津波の被害も受けたJRの富岡駅では、バスを降り周辺を歩いてみました。ここもがれきは撤去されていましたが、駅のホームと駅前の旅館は写真のように津波で破壊されたまま残っていました。

いわき市を出る時から放射能濃度も測定しながら移動したのですが、出発地のいわき市では0.09μ㏜でしたが、広野町の道の駅では0.33μ㏜になり、原発に近づくことのできる最も近い所ではバスの中でも1.17μ㏜になりました。バスの中での最大は1.5μ㏜を示したことがあり、案内をしてくれた人の話ではこの辺りでは外に出ると2から3μ㏜になっているそうです。

また道路の側溝では近くの空気線量の3倍くらいの数値が出ていました。東京の放射線量は0.06μ㏜位ですからずいぶんと高い値が出ています。

富岡町でもやっと除染が始まったそうで、案内をしてくれた人の工場もいま除染中で、除染が終わると修理工場を再開する予定だとおっしゃっていました。ただ再開できる仕事内容はというと、原発の処理にかかわる車両の整備をするということで、家族とは離れて仕事をするそうです。

富岡町に入ると人の出入りがかなり多く、自動車とずいぶんすれ違いました。これらの人たちはほとんどが原発内部で仕事をしているか、その人達に対するサービスをする人達だそうです。

写真は、除染の様子と除染で出た土を仮置きしているところですが、色々なところで除染作業が行われ、仮置き場には土嚢(どのう)が並べられて、その上にシートがかけられて雨水等の侵入を防ぐ処置が施されていました。

今回お会いした福島の人達の多くは、富岡町には人が住めるようにはならないのではないかと言い、仕事を再開する予定の人も、「原発の処理のための仕事です。」とはっきりとおっしゃっていました。

案内をして下さった方によると、何の覚悟もなしに突然住む処を失い途方に暮れた人達が、故郷に帰れない事を覚悟する為に3年の月日を要したのだと言います。3年をかけてこの地域の方達がその覚悟をしたことに強く心を打たれました。

有ってはならない事故を起し、この事故を人災だという人もおりますが、たとえ人災だとしても後始末のできない方法で電気を作り使うことをしてはいけないと改めて思いました。(後関)

流氷のメカニズム

流氷が誕生するのは北海道から約1,000km離れたロシアのアムール川の河口付近と言われています。

風に吹かれ海流に乗って、次第に成長しながらオホーツク海沿岸に押し寄せます。

ではなぜ凍るのでしょうか?オホーツク海は海面から50mまでは塩分の薄い海水、その下に塩分の濃い重い水がある二重構造の海になっているため、海水の凍る-1.8℃に短時間で達し、毎年流氷を見ることができるのです。

日本での流氷初日は、平年ではオホーツク海沿岸で1月中旬から下旬頃で、その後1月下旬から2月上旬頃にかけて接岸します。風向きによっては南下を続け、太平洋側に位置する釧路市に接岸することもあります。

春が近づき、沿岸から見渡せる海域に占める流氷の割合が5割以下となり、船舶の航行が可能になると「海明け」が宣言されます。

オホーツク海のアザラシの中には天敵の少ない流氷の上で子育てをするものもいます。オジロワシなどの鳥類、キタキツネなども流氷に乗ってシベリアから北海道東部までやって来ます。

流氷には植物プランクトンが付着していて春になると植物プランクトンは一気に増殖し、これを餌に動物性プランクトンも増えオホーツク海の漁場を豊かにします。流氷の下にはハダカカメガイ (クリオネ) などのプランクトンを捕食する生物も多くいます。

また、平成17年に知床は世界自然遺産に登録されました。登録に当たっては、流氷が育む豊かな海洋生態系と原始性の高い陸息生態系の相互関係に特徴があること等が評価されました。

省エネ塗料 ガイナ

ガイナは特殊セラミック層で構成されています。

この特殊セラミックが、周辺温度に適応する性質があり、その結果、熱の均衡化をもたらし、熱の移動を抑える働きをします。

1年を通して省エネになり、外装に塗っただけで電気代は夏に約28.4%、冬は約26.3%削減できます。

また、ガイナの塗膜面は大量のセラミックで隙間なく覆われているため、効率よく音を反射するだけでなく制振効果によって音を軽減します。

内部に塗ると空気質改善や結露の発生を抑制する効果があります。他にも、まだまだ良い所は沢山・・・詳しくはお問い合わせ下さい。

日々の暮らしの中で・・・《オホ-ツク海の流氷を楽しむ》

東京の雪も溶けない2/20日から2泊3日で北海道に行って来ました。

「寒いのに寒い所へ行かなくても」と言われ、確かにそうだなと思いながら「早朝流氷ウォーク」のオプションにも参加予定。

どれだけ寒いのか不安を胸にいざ・・・午後2時過ぎに根室中標津空港に着きました。

寒さ対策をしていたせいか、この位なら耐えられると一安心。

昨日まで雪で通行止めだった道路をバスで動物を探しながら走ります。

夕焼けに染まる頃、知床ウトロ温泉のホテルに着きました。海に面した7階の部屋からは流氷が海岸線までびっしり、その上に雪が積もって海岸と海の境目も解らない雄大な景色が広がります。

窓からの眺めに歓声をあげ、暖かい部屋でコーヒーを飲みながら寒そうな景色を眺める贅沢を味わい、翌朝は6時からドライスーツを着て流氷の上を歩きました。

明るくなって来た空とどこまでも続く白い景色や静けさは想像以上に気持ちが良く寒さも感じません。

夏場は漁師をしているインストラクターが予め流氷に穴を開けていて、海にいるクリオネを見せてくれました。

覗き込んで泳いでいるクリオネを見たり、その穴に入って遊びました。あんなに不安だった早朝流氷ウォークがこんなに楽しいなんて「案ずるより産むが易し」機会があったら何でも試してみるものだなと思う旅でした。(白井)

3月に大和工務店で行う教室

荷造り紙バンドを使ったかご作り
日時:12日(水) 29日(土)  午後1:30~
費用:900円(かご1~2ヶ作れます)
※当日の申し込みも受け付けます。

パッチワーク教室
日時:8日(土) 11日(火) 25日(火)   午後1:30~
費用:1ヶ月 300円(コピー代等)
※前日までにお申込みください。

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