Gコミ276 2019年03月号

地震に強い木造の建物をつくる

昭和25年に建築基準法が出来、木造建築にも筋交いが入るようになり、金物による補強方法が義務付けられるようになりました。それまでの長い経験による伝承の技術から、少し科学的な目が加わったのです。それまでの伝統的木造工法を認め、そこに少し壁(筋交い)や金物での補強を加えたことが基本になっています。この法律を作った当時の先生の話を聞いたことがありますが、木造住宅の柱は一般的には3寸5分を標準としていますが、3寸では細いが4寸では太すぎるということで3寸5分になったという話を聞きました。たぶん美しい太さということも加味されてこの様になったのではないかと思っています。

木造建築で大切な部分である構造部分の継ぎ手(木組み)は木材を欠き込んで組み合わせするわけですから大きな欠損を作っているわけで、鉄骨やコンクリート造での考え方では成り立たない話であります。特に建物の4隅に使われる通し柱は2方向から大きな梁や胴差等の横架材が刺さるための大きな欠損が造られます。私などはいつも見ている事なので特に気にはならないのですが、構造の専門家などはいろいろな仕口を見ると気持ちが悪いとよく言っています。構造材を欠き込んで傷つけるなどということは考えられないのだと思います。

建築基準法が出来たころに木造には仕上げ材にも耐力があると考えて、仕上材に25パーセントくらいの耐力を見ていました。品確法が出来たころから少し見直されてこの様な考えは変わりつつあるようです。木造建築の仕上げ材は木造軸組みに対して単純に負荷というよりも構造の助けになるプラス部分も多くあると思います。例えば柱と横架材と呼ばれる土台や桁をつなぐための“ほぞ”といわれる部分は長い(10㎝位)方が短いほぞ(5㎝位)と比べて耐力は大きく変わりますし、窓の上下の壁や外壁のモルタル仕上げの下地材なども耐力の助けにはなると思います。この様な部分を余力とみていましたが、最近この考え方はあいまいなのでこの余力の部分も数値化できることは数値化して木造の耐力を改めていく方向にはなっています。

もう一つ最近の木造の特徴は以前の建物に比べ金物がたくさん使われ、外側の壁には構造用合板が使われて丈夫になり、耐震性能・耐風性能はとても強くなっています。建物としてはとても固くなり強くはなっているのですが、熊本地震のように大きな揺れを2回受けて倒れてしまった建物が沢山出てしまいました。固くするだけの補強ではその限界を超えたときには折れてしまうことがあるのが良くわかる現象でした。この様な現象は10年ほど前に実物大の耐震実験の時も一番強いはずの建物が倒れてしまった事で実証されています。耐震性能が低い他の建物3棟は倒れませんでした。この3棟の建物も地震の被害で再使用不能かもしれませんが倒壊していない事で人の命は守られると思いますので、ただ強くするだけではいけないのではと思っています。(後関)

https://www.youtube.com/watch?v=tWSUwPCqZFI
建物が倒れる画像はここで見る事が出来ます。

ウレタンの可燃性について

レオパレス21で使っていた断熱材が申請はグラスウールでしたが、実際には発砲ウレタンを使っていた事でテレビではグラスウールと発砲ウレタンの燃焼実験をしていました。

難燃処理していない発砲ウレタンが勢いよく燃える映像を見てビックリしました。

大和工務店では新築やリフォームの現場で発泡ウレタンを断熱材として使っていますし、自宅も仕事場も「FPの家」で発砲ウレタンを充填させたFPパネルを断熱材に使って建てています。ウレタンは火に弱いという一辺倒な報道に対し、お客様から質問を受けた時の説明や自分の家も心配なので調べました。(白井)

日本ウレタン工業協会 製品安全対策委員会より

このたび、「レオパレス21」の建築不正が発覚し社会的な問題となっています。不正の一部である外壁の内部について、以下のような報道が見られます。

「同社はアパートの外壁の内部に使う部材について、自治体などにはガラスを溶かして繊維状にした「グラスウール」などを用いると申請していたが、実際には「発泡ウレタン」を用いていた。グラスウールは断熱性・耐火性が高く、建築基準法で使用が認められているが、発泡ウレタンは耐火性が劣り、外壁への使用は認められていない。」

この中で、「発泡ウレタンは耐火性が劣り、外壁への使用は認められていない」との報道は事実と異なります。

「発泡ウレタン」とは硬質ポリウレタンフォーム(以下、硬質ウレタンフォーム)の略称で、硬質ウレタンフォームには様々な製品があります。硬質ウレタンフォームを芯材とした外壁材として、金属サンドイッチパネルや金属サイディング等があり数十年にわたりご利用いただいております。

また、ビル・マンション用途では、そのほとんどの外壁の内側に吹付け硬質ウレタンフォームが利用されています。戸建て住宅では硬質ウレタンフォームボード製品が外装材の内側に施工される外張り断熱用として、また充填断熱材として吹付け硬質ウレタンフォームが広く用いられています。

建築基準法の防耐火構造が要求される建築物においては、硬質ウレタンフォームを外壁に入れた構造で国土交通省の大臣認定を取得したものが用いられており報道されているように一概に耐火性に劣ることはございません。また、ビル・マンション等では建築基準法の内装制限により、内装仕上げが防火材料で覆われており、火災に対する安全性が確保されています。

よって当協会は、以下の通り宣言します。

1.硬質ウレタンフォームは一概に耐火性に劣るとは言えない硬質ウレタンフォームを使用した外壁、住宅の壁構造の耐火性は、建築基準法で定める防耐火構造の国土交通省大臣認定取得により確保される

2.硬質ウレタンフォームの外壁への使用は認められる硬質ウレタンフォームを使用した外壁は、防耐火構造の国土交通省大臣認定を取得した製品が 使用されており、住宅の外壁への使用は認められている

一部の誤った報道により誤解を招いていますので、正しいご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。以上

2019年2月14日 日本ウレタン工業協会 製品安全対策委員会

FPパネル 火災に強い構造の秘密

FPウレタン断熱パネルは、グラスウールが入っている壁とは異なり、中には隙間や燃えるために必要な酸素が存在しません。

そのため、ウレタンが直接燃え出してガスが発生することや、壁の中を火が走って燃え広がるということがなりにくい構造になっています。

グラスウール、発泡ポリスチレン、FPウレタン断熱パネルの断熱材を、ガスバーナーにより燃焼比較実験をおこなったところ、グラスウールは奥深くまで燃え進み、発泡ポリスチレンは燃え広がり、さらに溶け出して穴が大きく広がりましたが、FPウレタン断熱パネルは表面が炭化するだけで燃え進みませんでした。

いかにFPウレタン断熱パネルが火に強いかがわかります。ウレタンパネルの発火温度は、木材とほぼ同様、400℃前後の範囲。 しかもパネル内はウレタンが隙間なく充填されているので、燃えるために必要な酸素が供給されず、グラスウール材のように火が壁体内を走ることがないと考えられます。

また、ウレタン発泡体そのものが難燃剤によって自消性を高めてあるため、万が一火災となっても、表面が炭化した状態になるだけで、それ以上に燃え広がりにくい断熱材といえます。

株式会社 FPコーポレーションHPより

タカラ住まいのなんでも相談タカラスタンダード

3月30(土)開催 午前10:00~午後5:00
江戸川ショールーム 江戸川区一之江7-65-31

ホーローの住宅設備でおなじみのタカラスタンダードのショールームで相談会を行います。チラシを持参すると野菜詰め放題やハンドマッサージ等楽しい企画に参加できます。チラシは弊社にありますので、お声かけ下さい。

日本を代表するエクステリアメーカーの最先端の商材・情報が一堂に集う、日本最大級のエクステリア専門展示会です。

16の会場ではセミナーが開催され役立つ情報が聞けます。例えば「人との繋がりを大切にするガーデンデザイン」「植物のセラピー効果に学ぶエクステリア&ガーデンの提案」等、事前予約が必要ですが興味深い内容となっています。

物産展・ご当地グルメコーナーも開設されて楽しい展示会です。入場無料です。ご希望の方には駐車券を差し上げます。

2月に行った教室

2/23日(土)に味噌作り教室は25人の参加で賑やかな味噌作りになりました。
よく混ぜた味噌を丸めて味噌の容器へ打ち付けながら隙間ができないように詰めて仕込みます。

この作業が日頃のストレス晴らしになると、思い切り容器にたたき付けるのが皆さん楽しかったようです。自分で作った5kgの味噌を食べる日を楽しみに持ち帰って頂きました。

2/25日(月)は「ひな祭りのリース・コサージュ」作り教室を行いました。

コサージュは付ける洋服合わせてザインしました。ひな祭りのリースはうさぎの内裏雛が付いて可愛いリースになりました。

興味を持たれた教室がありましたら是非ご参加ください。

3月に大和工務店で行う教室

☆荷造り紙バンドを使ったかご作り
日時:13日(水) 16日(土) 午後1:30~
費用:900円(かご1~2ヶ作れます)
※ 当日のお申込みも受け付けます。初めての方は事前に連絡お願いします。

☆パッチワーク教室
日時:12日(火) 26日(火) 午後1:30~
費用:1ヶ月 300円(お茶代等)
※ 前日までにお申し込み下さい。

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