Gコミ258 2017年05月号

10年目の“むさしのIタウン”

東京都の石原知事の発案ではじまった東村山市の“むさしのIタウン” 弊社も仲間の工務店とともに初めての建売住宅を手掛け平成19年1月に第一回の分譲が始まりました。その後3年にわたり25棟を供給しました。そして3月に10年目の定期点検を行いました。

この事業は、東京都の石原知事が「東京都の戸建て住宅は狭くて高すぎる」「良質な住まいをいまより3割程度安く提供できるはず」という思いを受けてスタートした事業です。狭くて高い東京の戸建て住宅に対し、広くて質が良く低廉な戸建て住宅を供給することで市場原理を働かせて価格を下げる、という目的の「実証実験」として始められた事業です。

当時、東村山駅近くにあった都営住宅の高層化に伴って空いた土地約10haを使っての低層の住宅団地で、全棟で250棟の住宅が作られました。そのうち100棟を実証実験のための住居とし、4組のグループ事業者を公募により選出しました。弊社もグループ事業者 “100年健康住宅・FPの家”として3社の工務店仲間とともに参加し25棟を完成させました。

私たちは『FPの家』という高性能な高気密・高断熱住宅を作ることで参加したので、今回の定期点検では基礎や構造の安全にかかわる基本的な性能に不具合はないか、高気密・高断熱住宅の性能に不具合はないかの2点を重点的に調査しました。見つけにくい基礎の割れは、床下から目視することで確認しました。

この調査では基礎の一部にわずかなコンクリートの収縮割れが見つかりました。天井裏の断熱材の厚さを調べることで建物の断熱性能が落ちていないかなど、高気密・高断熱住宅としての性能も確認しました。この建物は天井裏にセルロースファイバーという新聞古紙を綿状にした断熱材を敷きならべてあり、この断熱材は長い間に自分の重量で沈み込むので沈み込み量を測りました。

当初は30cmほど吹いて有りましたが3cmほど沈んでおりました。これは想定の範囲でした。シロアリの被害も床下から見ることが出来ました。外壁はサイデイングの継ぎ目にも注意を払い点検作業を行いました。

今回の点検では、最近の木造建物は10年ぐらいでは基本構造である躯体や基礎には問題が起きることはおよそないということが改めて確認されましたし、外壁や屋根などの仕上げ部材も手入れをすれば十分に長持ちする素材で作られていることで、住宅にはなんら問題はありませんでした。

それから建物にシロアリの被害が全くなかったことは、良かったです。ただ消毒をしていない庭の垣根やベランダの基礎にシロアリ被害が一部見受けられました。最近のシロアリ駆除の農薬は5年保証しか付きませんが、建物以外にもほとんど被害がなくてよかったと思っています。地域全体でシロアリの消毒をしたことに効果が有ったのではないかと考えています。

次の世代にまでわたって快適に暮らせる「ふるさと」をという町づくりのもとに、道幅が広く、ゆったりとした公園に街路樹や庭の植栽もたっぷりあるので、10年経った今では本当に美しい豊かな過ごしやすい街になりました。あれから今日までとても短く感じられましたが、何事もなく10年目の定期点検を終え一区切りがつきました。(後関)

【借景の家】設計主旨:アトリエスピノザ

敷地の周辺には、都心にあってはめずらしく庭の緑や空を望める空地が広がっています。この素晴らしい景色を借景として最大限に生かすことが設計上のコンセプトとなっています。

特に2階のリビングにおいて、この景観をピクチャーウインドウで切り取るように見せることでランドスケープをインテリアに取り込み、明るく開放的な居住空間をより美しく豊かなものとしています。家族がどこにいても 楽しく過ごせるような住宅です。

現場担当者から 4月にお引渡ししました【借景の家】2階の片持ちタモ集成材の階段は、強度を保ちながら軽やかな意匠になるように作られています。竣工が近づくにつれ図面ではわからない設計者の意図が見えてきました。

光の捕らえ方が素晴らしく施主の奥様から「ダイニングテーブルから眺める借景の緑がお気に入りです。」と言って頂けたことが印象的でした。

現在、続けて同じ設計者と木造在来工法の3階建て住宅を建築中です。

9月には完成見学会を実施する予定です。写真だけではわからない空間の心地良さを見学会で体感して頂きたいと思います。(梶野)

読者からの投稿

2/19日の「美味しいみそ作り」に参加されたI. Kさんよりうれしいお便りを頂きました。ご紹介します。

ありがとう

このミニコミ誌と出会ったのは、郵便ポストに偶然入っていて何気なく見たとき「んっ? Communication…?」読んでいくうちに、ググッと記事に惹かれるものを感じました。しかも、大和工務店という建築の仕事をしている方が書かれている。

読んでいて「ふぅ~ん、そうなんだ…」「今度サークル活動に参加してみようかな…?」自然に書いた人とコミュニケーションができているような感覚…。

今まで組織の中で左脳ばかり働かせてきた自分としては、はっと目をさまさせられた気がしました。これからはもっと地域に住むひとりの人間として右脳を刺激して、違う職種の方々とお付き合いをし、いろんな考え方やさまざまな視点を持つ必要があると思い「そうだ! これからはもっともっといろんなことに挑戦してみよう….!」

というわけで、2月このミニコミ誌で参加募集をしていた味噌づくりにチャレンジしました。大豆をつぶして、ペースト状にし、米酵母菌を大豆に混ぜて捏ねて、発酵させて味噌をつくる。5月ごろには食べられる。嬉しいような不思議な感覚…。新しい世界を体験した感覚…! 人が生きるために、自然の恵みを人が加工して口にする。今まで何も思わずに食べていたものが愛しく感じられた瞬間でした。

コミュニケーションは、人と人との意思疎通であるけど、もっと深いところで自然や生き物とのコミュニケーションも重要なんだなぁと思います。

一瞬の出会いは、永遠の奇跡
その奇跡は、喜びと感謝
そして、心の宝物

これからもCommunicationを通して、さまざまな人や自然や生き物と触れ合っていきたいと思っています。自分再発見の機会を与えてくれたCommunicationに感謝です。

白アリにご注意

先日「浴室の付近に羽の付いたアリが気持ち悪いほどいる。」と連絡を頂きました。

たぶんシロアリだろうと思いましたが、念のため何匹かビニール袋に入れて持ってきて頂き、業者に見てもらいました。シロアリに間違いないとの事で、早速消毒しました。

ヤマトシロアリは4~5月の雨の翌日で晴天の昼間、時間は午前10時~午後3時くらい。

1度で終るときもありますが、2度3度と飛び出すこともあります。

イエシロアリは6~7月の夕方から、夜間にかけて飛び出し走光性があります。

多くは灯に集まり、数千~数万匹がいっせいに飛び出します。

お手軽料理教室

日 時 5月28日(日) 午前11時~午後2時
場 所 (株)大和工務店事務所1階(一之江境川親水公園沿い)
    江戸川区西一之江3-39-21
参加費 800円

特別な調味料や食材を使わず身近にある物で美味しい料理を作っちゃおうという料理教室です。

2月に行った味噌作り、そろそろ3ヶ月が経ち食べられる頃です。出来上がった味噌を持参して頂き手前味噌の自慢も良いかなと思っています。

もちろん味噌作りに参加されなかった方も大歓迎です。メニューは考えていますが、皆様も簡単だけど家族に好評という料理がありましたらお知らせください。材料の用意をします。

その日の夕食に早速活かせる料理教室です。お申込はTEL03-3651-2474 白井迄

環境フェア2017「めざそう!日本一のエコタウン」―水素社会がやってきたVol 2ー

日 時 6月3日(土) 午前9時~午後3時
会 場 江戸川区総合文化センター屋内外
    江戸川区区中央4-14-1

会場ではふれあい動物ランドや環境に優しい人力自転車発電の体験などのイベントや古着・古布回収を実施し、回収した衣類は中古衣料として海外での利用やウエス(工業用雑巾)軍手などに再利用されます。

沢山のフリーマーケットも出店していますので、掘りだし物を見つけるのも楽しみです。

環境フェアのイベントに参加することで大人から子供まで楽しみながら環境を考える機会になります。
大和工務店も建築士会江戸川支部の一員として参加し、鉋で端材を削って「マイ箸作り」を行います。

5月に大和工務店で行う教室

☆荷造り紙バンドを使ったかご作り
日時:10日(水) 20日(土)  午後1:30~
費用:900円(かご1~2ヶ作れます)
※当日のお申込みも受け付けます。初めての方は事前に連絡お願いします。

☆パッチワーク教室 
日時:9日(火) 13日(土)  23日(火) 午後1:30~
費用:1ヶ月 300円(お茶代等)
※ 前日までにお申し込み下さい。

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