Gコミ242 2016年01月号

新年あけましておめでとうございます。

昨年は2棟の特殊木造建築から始まりましたが、同時に住宅リフォームの依頼が増えた年でした。 現在の住宅に対する考え方は、壊して建て替えるのではなくメンテナンスをして長く使い続ける、というように大きく変わって来ました。

このために長期優良住宅促進法が施行されて既に7年目に入ろうとしています。現在ではリフォームを行う為の環境整備が進み、税制の優遇やリフォームローンの拡大、また助成金など様々な後押しが出来ました。また、修繕や耐震補強などを行った優良中古物件を安心して購入できる仕組みが少しづつ広がるなど、今年は更にリフォームの需要が広まるのではないかと思っています。

昨年10月に、新築だけでなく既存住宅でもリフォームで性能を向上させる事によって、長期優良住宅の認定が受けられるという基準案が示されました。いよいよ「優良な住宅」というお墨付きがあれば、古い家でも値が付く時代になってくるのでしょう。

長く安全に住める家の性能と、メンテナンスや点検によってしっかり維持管理をする事が、家を資産と考える上では非常に重要になってくるのだと思います。

また今年は、消費税増税にともなう新築住宅取得の年でもあります。

8%から10%に上がるタイミングは2017年4月に延期されましたが、注文住宅は設計期間や申請期間が長引く可能性があるため、2016年9月までに契約を行ったものについては4月までに完成しなくても8%が適用されるといった特例があります。

そう考えると早ければ4~5月頃には計画をはじめないといといけないタイミングなので、新築をお考えの方はそろそろ準備をする必要がありそうです。

ただ、5~8%になった時と同じように増税後の緩和措置もあるので、条件によっては急ぐ必要が無いケースもあります。

主なポイントは、

①住宅ローン減税が2019年6月末まで延長される。
②ローンを組まない方に対してのすまい給付金も同様に延長・拡充される。
③住宅取得の為の贈与税非課税枠が2019年6月まで延長され、10%で購入した場合の上限が引き上げられる。

購入時の諸条件によって減税や給付は大きく変って来ますが、このような救済処置も前回の増税時と同様に考えられているようです。

消費税増税に伴う政策については、年度初めに詳細が出てくるものもあるので、また順次知らせしたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

代表取締役 鈴木 晴之

寒い冬を温かく過ごす家を作るための断熱材の話をいたします。

断熱材の種類は沢山有りますが、住宅で使われる代表的な7種類の特徴をあげてみました。

<繊維系の断熱材>

グラスウール

極細のガラス繊維でできていて、マット状のものやボード状のものがあります。
安く、燃えにくく、シロアリが付きにくいことが利点です。空き瓶や廃棄されたガラスなどのリサイクル製品です。

結露しやすいため結露対策には気密計画と丁寧な気密施工が重要です。最近では超極細繊維の断熱材もできています。

また正しい施工方法を学ぶための施工マニュアルがあり、マイスター制度によりその普及が国により進められています。

ロックウール

繊維系ではよく使われる断熱材です。玄武岩、鉄炉スラグ等を繊維状にしたもので軽くて耐火性に優れていることから、アスベストの代わりに耐火被覆として使われることが多いです。

グラスウールより耐熱性能が高く、撥水性もあるため吸水性はグラスウールより低いです。吹き付け用と成型品があり、成型品はグラスウールと同じようにマット状のものと施工を容易にするために袋に包まれたものが作られています。

ロックウール断熱材も施工上の注意が必要な断熱材です。

セルロースファイバー

新聞紙、段ボールが原料で粉砕して綿状にして使います。

燃えにくくするため難燃剤としてホウ酸や硫酸アンモニウムを添加して製造されます。
施工は柱と柱の間に防水シートを張りその内部にブロアーでセルロースファイバーを送り込み充填していきます。

施工後の沈下を防ぐため密度が60㎏/立方メーターになるように吹き込みます。
また接着剤を混入して沈下を防ぐ方法もあります。上記2種類の鉱物性断熱材と比べると高価ですが、自然系の材料製品としては安価な製品です。

材料が木材ですから調湿性能も高く、エコ断熱材として優れています。

羊毛

自然系断熱材で衣類として使われなかった羊毛や羊毛の衣類をリサイクルして作られる断熱材で、調湿性能に優れているため防露認定を受けている製品もあり、防湿シートを設置しなくてもよいため施工性に優れています。

価格はグラスウール等に比べ数倍の価格になります。自然素材であるため燃えても無害と思われがちですが、燃えた場合は有毒ガスを発生するそうです。

東日本大震災の時に私たちが造った仮設住宅にこの断熱材を使いました。

当時あらゆる建築資材が不足していて断熱材も手に入らなかったのですが、この断熱材を輸入することができ使いました。
ただこの断熱材を積んだコンテナ船が東京や横浜の港に入ることを怖がり、九州の港に入ったため鹿児島まで取りに行く羽目になったことを思い出しました。

<発泡プラスチック系の断熱材>

代表格は硬質ウレタンフォームです。

建築現場で2種類の液体を混合して発泡する機械を使用し、外壁と内壁の間にムラなく吹き付け施工する技術が発達し、形状の変わった建物でも使用しやすいため施工例が増えてきました。

当初は発泡するためにフロンを使用しておりましたが、最近では水発泡が出来るようになり環境への負荷も減り多用されるようになってきました。比較的高価な部類にはいりますが、透湿への抵抗力や躯体に密着するため気密施工が簡単なため現場での施工性はよく、材料が高額な割には費用対効果の優れた材料といえると思います。

また耐久性にも優れるとされているので、長期的に見た時に安心な断熱材と言われています。

最近では軟質ウレタンの現場発泡も出来るようになり施工現場も増えているようですが、透湿抵抗は劣り結露の心配があります。

ボード状になっている製品もあり、外張り断熱の現場などには多く使われています。比較的歴史のある断熱材とされていますが、燃えやすいという欠点があり難燃処理をして使いますが燃えた場合は有毒ガスを発生します。

フェノールフォーム

ベークライトという呼び名で古くから使われてきた樹脂で鍋の取っ手など炎に近い場所でも使えるように、耐熱性と防火性に優れた材料です。近年この樹脂を使ったボードが住宅用断熱材として販売されるようになり使用されております。

炎を当てても炭化するだけで煙や有毒ガスの発生がほとんどなく、不燃、準不燃の認定を受けている材料です。

断熱性能も高く、透湿抵抗も大きいため、優れた断熱材です。欠点は少し高価なこと、ボード状の製品しかないため、現場発泡のできる断熱材に比べて施工性が悪いことです。

ポリスチレンフォーム

一般的に発砲スチロールという呼び名で親しまれている樹脂で、上記の2種類の断熱材に比べると断熱性能は落ちますが、安価であること、施工性が良いことなどで使われています。

ボード状で市販されているため外張り断熱の断熱材として多用されています。
基礎の外部に張り付けて使う場合はシロアリ対策の施されたボードがあります。梱包材としてよく見かけるものです。

この他にも断熱材はありますが、主要なものを紹介いたしました。弊社ではウレタンのパネル工法(FP工法)か現場発泡工法の断熱材を使っております。

これは住宅の性能を高めるためには断熱だけでなく気密も重要な要素であるため、気密性能を上げるためには最もふさわしい工法と考えて施工しております。
ご自分の家を作るときにはどのような断熱材を選ぶのが良いか判断するときの目安になれば幸いです。(後関)

1月30日(土) 10:00~16:00
場所 江戸川区西一之江3―39―21 大和工務店1階

「家づくり・・いったい何から手をつけたらいいのかわからない」という方から「FPの家」(高気密・高断熱・計画換気の家)のことをもっと知りたいという方、是非ご参加ください!

「FPの家グループ」が家づくりに関する疑問やお悩みにお答えするイベントを開催します。

「FPの家」の住まいを実際に見て頂き、その確かさを体感し理解してください。
事前予約をお願いします。TEL03-3651-2474  皆様のご来場をお待ちしております。

『ファイナンシャルプランナー』に何でも聞いちゃおー

ライフプランナーがアドバイスするのは保険だけではありません。

ご自身やご家族の将来のことを考えて「人生の地図」を描くお手伝いをします。
丁寧にお話を伺い、その人にあったライフプランを一緒に考え、守られていくようサポートします。

そんなファイナンシャルプランナーに年金と介護、相続等日ごろ気になっていることをお聞きください。
井戸端会議の気楽さでご参加ください。前日までにお申し込み下さい。

日 時:1月23日(土) 午前10:00分~ 事務所1階
費 用:200円 お茶とお菓子がでます。(美味しいゆずジャムもご試食下さい。)

1月に大和工務店で行う教室

☆荷造り紙バンドを使ったかご作り
日時:13日(水) 23日(土)  午後1:30~
費用:900円(かご1~2ヶ作れます)
※ 当日のお申込みも受け付けます。

☆パッチワーク教室
日時:12日(火)  16日(土)  26日(火) 午後1:30~
費用:1ヶ月 300円(コピー代等)
※ 前日までにお申し込み下さい。

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