Gコミ238 2015年09月号

ようやく過ごしやすい季節になってきたようですが、暑くなったり涼しくなったりと気温の変化の大きなこの時期、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は盆休みに兵庫の実家に帰り、兄家族と実家の傍のコートを借りてテニスを楽しんできました。5年生の長男がテニスを習い初めて2年目、なんとなく毎年恒例になりつつあり、今年は長男と元テニス部の甥(高校生)の若手チーム、同じく元テニス部の私と私の兄とのおじさんチームで1セット試合をしました。体力が続かないおじさんチームは、子供相手に何度もフェイントを駆使し、何とか勝利をものにしましたが、疲労と筋肉痛の体を帰りの新幹線のシートに委ねながら思いました。「来年は負ける・・・」私の夏休みはこれで終わりました。

ところで、報道で気になっていたオリンピック会場の「新国立競技場」ですが、阿部総理が設計を白紙撤回する判断をしてから、この先どうなるのだろうとニュース等を気にしていました。昨年私は東京オペラシティで開催されたザハ・ハディト展を見に行き、初めてザハの展示物を見た時は、良くわからないけどスゴイなあという印象だけでした。この時から興味を持ち始めた私は少しづつ事の背景や状況、設計コンセプトなどを見るようになり、今はザハが新国立競技場の設計者に選ばれたことが良かったのか疑問に感じています。

ザハの案は、東京の限られた敷地内と軟弱地盤にいかに低コストで効率よく建築を行うかを、キールアーチという屋根と床を全てアーチから吊った構造とする事で、基礎コンクリートのボリュームを減らし、床と屋根の同時施工による工期短縮で実現する、といった案です。

しかし、結果このデザインが価格の高騰を招いたと政府は判断しました。初期の案はコンセプトのアーチの端部が敷地からはみ出ていた問題があり、本来重要であったその部分を切り取った修正案では、アーチによる構造の有効性が出ないし、そもそものボリューム等の計画自体が間違いだと指摘されています。

しかしそうは言っても一気に2520億円という倍近い数字に跳ね上がったのは大きな疑問です。当のザハは、価格の高騰は競争の原理が生まれない日本のゼネコンに対する発注の考え方の問題で、デザインのせいでは無いと言っています。特に施工側とのコストや納まりの摺合せが全く出来ないため、設計側のコスト対策の考えが全く反映されていないし、そもそも政府からコストダウンの要請も無かったと主張しています。

どちらももっともな事を言っているように思うのですが、実際不明瞭な事が多く、マスコミ等ではオリンピックという大きなお祭り事にいろいろな思惑が絡んでいるなどと一部では書かれていて、何が真相なのか判りません。

WEBで調べていたら、建築地に全くそぐわない計画だという意見があり、明治神宮外苑について少し調べて見ました。明治神宮は明治天皇が崩御後京都に墓が作られる事が決まった際、明治天皇ゆかりの地に天皇を祀る施設を作りたいという運動が東京に起こって実現した施設で、メインの大きな森の神宮内苑と、隣接する絵画館を中心とした文化とスポーツ施設の神宮外苑という二本立ての計画として進められたそうです。興味深い事は、100年後に森を完成させたいと、全国の国民による献木を植樹し、全国から集まった13000人もの労働奉仕によってつくられた、国民の手による部分がとても多い施設であったという事です。

そのちょうど100年後の現在、二度目の東京オリンピックによって新国立競技場の建て替えが行われる事になった今、設計を行うデザイナーがイラク出身のイギリス人で、東京を全く知らない人で良いのか?と、反対者が言うのも解る気がします。

私は、たとえオリンピック招致委員会がザハ・ハディトという有名な建築家の名を借りて招致を有利にさせようと選んだだけであったとしても、選んだ設計者を変えるのではなく、摺合せをしていく事によって解決に導く方が良かったのではないか、と感じる事です。設計者を途中で変える事は多大な損失と膨大な時間とコストがかかるといった大きなリスクがあり、プレゼン段階から実施設計までの間に様々な事をすり合わせていくのが本来の建築の進め方だと思っています。日本人はそういった細かい摺合せが得意だと思いますし、その作業の中で計画や技術的な問題、地域や環境の問題等を解決しながらお互いを理解し、結果良い建築が出来るのではないか、今回の新国立競技場の建て替えの問題ではそのように思いました。

おまけですが、ザハの初期デザインが敷地からはみ出していたと聞いて、国家プロジェクトの提案なのに?と驚きましたが、実は現在の国立競技場も増築で敷地から道路にはみ出ている「既存不適格」の建築物なのだそうです。

代表取締役 鈴木 晴之

デイサービスが完成して10月1日よりオープンします

弊社で工事しておりましたデイサービスの建物が完成いたしました。オープンに向けて準備中の現場を訪問してきました。

建物の解説をいたしますと、外観は長い庇と、黒く着色された板で囲われた建物で、昔の黒板塀を連想します。お年寄りには子供のころに見たことのある景色と重なると思います。

中に入ると、正面が受付で左側には浴室や休憩室があります。浴室は2つあり、体の不自由な方でも使いやすいように工夫がされた浴室になっています。カラオケルームになる部屋もできていました。受付の右側に回りますと利用者が楽しむ空間で、大きなホールが3か所、三角形につながっています。この為にホールは3か所ですが、とても広い空間になっています。また床は無垢の木材が使われており、スリッパを脱いで裸足で歩きたくなるような気持になります。

ここで利用者は食事をしたり、ゲームを楽しんだりと、一日を過ごす空間になるわけですが、ホールのそれぞれ外部に面した壁は、天井から床まである大きなガラスで仕切られており、窓の近くに座ってみると外にいるような気分までしてくるとても快適な空間になっています。また外部のデッキにもつながっていて心地よい季節には外に出て、時間を過ごすことも出来るようになっています。

デイサービスとは直接関係ないとは思いますが、この空間は天井の高さが違っているために音響空間としても良い音の響きがあるように感じました。ミニコンサートなど開いたら、楽しい時間が過ごせそうです。

まだ外部の植栽が出来ていないためにわかりませんが、植栽が完成すると、より一層ゆったりとした素敵な空間になるのではないかと想像してしまいます。夏の暑さを避けるため植える時期を遅らせていると聞きしました。9月中旬には植栽も完成するそうです。その時にはより一層素敵な外部空間が楽しめるのではないかと想像できます。そのころまた訪問してみたいと思います。

肝心なデイサービスのメインである食事のことですが。ここの厨房は、ホールにいる人たちから内部が見えるようにオープンキッチンの形式を取り入れているため、自分の食べる食事を調理人が作っている様子が見えて、ちょっとおしゃれなレストランで食事をしている気分が味わえるのではないかと思います。厨房の中は結構広くて大きな冷蔵庫や冷凍庫、大型ガスコンロが入っていて30人分の食事を造ることが出来るそうです。

10月1日が正式なオープンだそうですが、9月に入るといろいろなお客様をお呼びしての体験会を開くようです。

一般の方も申し込みをして体験することが出来るようですので、試しに建物の雰囲気と、食事を楽しんでみたらいかがでしょうか。

お問い合わせは03-5678-4185(ハッピーデイズ船堀)まで。(後関)

第42回 国際福祉機器展 H.C.R.2015

期 日 : 2014年10月7日(水)~10月9日(金)
     10:00 ~17:00
会 場 : 東京ビッグサイト東展示ホール(有明)
入場料:無料(登録制。事前もしくは当日)

世界の福祉機器を総合展示。ハンドメイドの自助具から最先端技術を活用した福祉車両まで世界の福祉機器を一堂に集めた国際展示会。保健医療・福祉・介護の各分野の制度改革や事業活動を紹介する国際シンポジウム、セミナー情報など国際福祉機器展H.C.R.に関する情報を掲載しています。

省エネ住宅ポイント制度 エコリフォーム Communication235の補足

申請期間 平成27年11月30日まで(予算額に到達しだい〆切になります。)

必須の工事と組合わせることでポイント発行対象となる工事

1.「窓の断熱改修」又は2.「外壁、屋根・天井又は床の断熱改修」又は3.「設備エコ改修」のいずれかの工事が必須です。組合せ工事として上記の他にバリアフリー改修、耐震改修などがあります。最大で30万円分のエコポイントが発行されます。

前回(平成23年)の省エネエコポイントでは窓や外壁等の断熱工事が必須でした。21年前から高気密・高断熱住宅に住んでいる我家では節水型トイレに取替えましたが、窓や外壁はすでに断熱されているため工事の必要がなかったのでエコポイントは出ませんでした。

今回の省エネ住宅ポイントでは設備エコ改修を3種類以上設置するとエコポイントが発行されます。例えば節水型トイレ(24000)、高効率給湯器(24000)、節湯型水栓(3000)等の組み合わせで51000ポイントが発行され、全国で使える商品券・プリペイドカード等に交換できます。

設備機器がそろそろかなと思われている方、この機会に省エネ設備への取替えをお勧めします。

9月に大和工務店で行う教室

☆荷造り紙バンドを使ったかご作り
日時:9日(水) 26日(土) 午後1:30~
費用:900円(かご1~2ヶ作れます)
※ 当日のお申込みも受け付けます。

☆パッチワーク教室
日時:8日(火) 12日(土)  29日(火) 午後1:30~
費用:1ヶ月 300円(コピー代等)
※ 前日までにお申し込み下さい。

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