Gコミ235 2015年06月号

和工務店では現在3棟の新築の工事を行っています。3棟は異なった規模や用途ですが、共通点は木造です。
それぞれ特徴を持っているので、簡単にご紹介します。

みやむら動物病院(江戸川区中央)

4月号から少しお伝えしていたLVLという分厚い木の構造壁を使った動物病院です。

通常の木構造の中に分厚いLVLの壁が混在し、地震の時に建物にかかる大きな力を受け止めます。
このため接合部がとてもごつく頑丈に作られた金物になっていて、高い施工精度が求められ、基礎工事からとても神経を使う工事が続いています。
完成すると、上に行くに従い斜めにせり出した吹抜けに、LVLの壁が仕上げとなって美しく並びます。先月末に無事上棟する事が出来ました。完成は9月半ばです。

東小松川デイサービス新築工事(江戸川区東小松川)

約240㎡平屋のデイサービス建築中です。6個の箱を連結した様な建物で食堂・お風呂棟など箱ごとに機能を持っています。
箱の連結部分は内外部とも板張で、内部は真っ白に仕上げます。
現在の工事状況は外部は外壁下地工事、内部は断熱工事です。完成予定は7月末になります。

FPの家新築工事(江戸川区春江町)

狭小間口の2階建て小屋裏付の「FPの家」です。
「FPの家」は高気密高断熱の中で最も優れている工法で、家全体が夏涼しく冬暖かく、温度差がほとんど起きません。

また窓にはもちろんの事、壁体内に全く結露を起こす事が無くカビやダニの発生を防ぐ健康で長持ちする家です。屋根にはトップライトを二つ設け、1階にも明かりが入るように工夫をしています。

現在は断熱気密工事が終わり内部の木工事を始めるところです。完成は7月です。

大工道具の話 鑿その他

鑿(のみ)

製材された木材は鑿(のみ)で細かい仕口加工がされ、その仕口を組み合わせることにより、建物は組み立てられるのです。
貫穴やほぞ穴を掘ったり凸凹を付けたりするためには欠かせない道具で、大別すると、玄能(げんのう)でたたいて使うたたき鑿と、腕の力で部材を削る突き鑿があります。

叩き鑿にも2種類あって、構造の加工用に使うため頑丈に造られた本たたきと、造作用の細かい仕事用に作られた大入鑿(追入鑿)があります。大入鑿は穂先が薄く首も細く出来ていた全体には華奢なつくりになっています。

大入鑿は10種類の刃幅のものをセットにして使い分けています。本たたきは刃幅の種類は4、5本ぐらいあれば仕事は出来たようですが、それにしても大工の道具箱には15本もの鑿が入っていました。
造作用の鑿は鑿専用の箱に10本がきちんと並べられて入っていました。たたき鑿は鑿袋に差し込まれ丸くなって収まっている姿を思い出します。

私は見たことがありませんが、昭和20年代には穴掘り専門の大工がいて「あなや」(漢字は不明)と呼ばれていたようです。

和室を造るには柱の真ん中に貫穴(ぬきあな)を掘り、ここに貫を通します。
今では筋交いが構造耐力を負担して地震などの力に耐えますが、以前は貫が柱を貫くことで構造耐力を負担していました。
貫穴は柱を貫通していなければなりませんでしたので、穴掘りはかなりの仕事量になり穴掘りの専門大工がいたのでしょう。その人たちが持っている鑿はよく切れる名品がそろっていたと大工から聞いたことがあります。

筋交いが一般的に使われるようになり貫穴を通す必要も無くなると同時に電動工具も使われるようになり、「あなや」等の専門職人も必要が無くなったと思われます。

左側2本が付き鑿、柄が長いです。真ん中が叩き鑿で右上が丸鑿、右下がつば鑿です。
職人たちは昼休みに訪れる道具屋を相手に道具談義をして、良い道具を見るとほしくなるようでよく買い求めていました。私も昔々職人たちの話を楽しく聞いたことを思い出しました。

玄能・金槌(げんのう・かなづち

左側が玄能、右側が金槌

鑿の頭をたたいたり、釘打ちに利用される道具です。木槌や建築部材を組み立てるときに使うカケヤを含めて槌といわれます。

金槌の大きいものを玄能というようですが、鑿の頭をたたくのが玄能で釘打ちに使う槌を金槌と言ってもいるようです。

大きさもいろいろありまして重いものでは1125グラムの大玄能から100グラムの豆玄能まで10種類ぐらいあるようです。
玄能の金属部分は片方は平らに、もう一方は真ん中が膨らんでいるように作られており、釘を打つときなどは、まず平らな方で打ち込み最後に釘を木材にわずかにめり込ませるときに膨らんでいるほうで打ち込むような使い方をします。

金属製の槌で片方が平らで片方がとがっている槌があります。
これを金槌と呼ぶ場合もあるようですが、東京の大工はあまり使ってはいなかったように記憶しています。

玄能を振る作業はバランスが大切です。
そのため柄の長さを変えたり、ゆるく曲がった絵を付けるなど大工一人一人が工夫をして柄をすげていました。

上の写真は少し極端ですが柄はこのようになっています。(後関)

省エネ住宅ポイント制度 エコリフォーム

申請期間 平成27年11月30日まで(予算額に到達しだい〆切になります。)

必須の工事と組合わせることでポイント発行対象となる工事

1.「窓の断熱改修」又は
2.「外壁、屋根・天井又は床の断熱改修」又は
3.「設備エコ改修」
のいずれかの工事が必須です。
(一括申請は1.2のいずれかの工事が必須)

組合せ工事として上記の他に節湯水栓などがあります。
最大で30万円分のエコポイントが発行されます。

バリアフリー改修

手すりの設置、段差解消、廊下幅等の拡張に1箇所6,000ポイントで箇所数にかかわらず、合計して60,000 ポイントが限度です。

耐震改修

昭和56年5月31日以前に着工された住宅で現行の耐震基準に適合していない建物を現行の耐震基準に適合させる工事で、150,000ポイントです。

〈ポイントと交換できる商品、工事〉

1.省エネ・環境配慮に優れた商品
2.地域振興に資するもの(地域商品券、地域産品、復興支援)
3.全国で使える商品券・プリペイドカード(商品の提供事業者が環境寄附を行うなど、環境配 慮型のもの)
4.環境寄附・復興寄附
5.即時交換 エコリフォームにより発行されたポイントを、当該工事を行う事業者が行う追加 工事やグレードアップ工事の費用に充当することです。詳細は当社まで・・・

6月に大和工務店で行う教室

☆荷造り紙バンドを使ったかご作り
日時:10日(水) 27日(土) 午後1:30~
費用:900円(かご1~2ヶ作れます)
※ 当日のお申込みも受け付けます。

☆パッチワーク教室 
日時:13日(土) 16日(火) 23日(火)午後1:30~
費用:1ヶ月 300円(コピー代等)
※ 前日までにお申し込み下さい。

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