Gコミ246 2016年05月号

省エネリフォーム 屋根編

東京の街路樹も緑がまぶしくなり、日中は日差しも暑く汗ばむほどですね。今回は屋根の省エネリフォームの話しをします。これから来る夏に向けての屋根の暑さ対策です。

真夏の屋根の表面は60℃~70℃近くなると言われるほど、日差しによって熱せられます。どの程度日差しの影響を受けるかは屋根の色や素材によって変わるように思われますが、実際にサーモカメラで温度を測ってみると、特に長く日が当たる屋根の場合、屋根の色の違いではそれほど差が無いという結果が出ているようです。また、都内の密集地の場合、北向きの屋根でも隣の壁などの反射で南向きと同様に温度が上がる事があります。

そんなに暑くなる屋根なのに、何も対策をしないままで良いのでしょうか?つまり、多くの屋根は夏に全く無防備で日差しの熱にさらされているわけです。割と簡単な対策として、屋根の塗り替え時に遮熱塗料を塗る方法があります。これはこれで良いのですが、塗料だけで行うので限界があります。では根本的に暑さを取り除くにはどうすれば良いのでしょうか。

一般的な屋根では熱がどう伝わっていくのかと考えると、屋根材から直接屋根下地材に伝わり、屋根裏に放熱します。この時の屋根裏は50℃近くになると言われています。この熱が2階の天井を熱して部屋に侵入し、その結果2階の部屋は頭が暑くてしょうがない、という事になるのです。となると大事なのは屋根材の熱をいかに下地に伝えず逃がしてあげるかという事です。

熱を伝えにくくするのは断熱材ですが、屋根の場合はそう単純ではありません。断熱は熱を伝えないのではなく、伝わるスピードを遅くしてくれるだけなので、短い時間、少ない温度差に対しては効果が高いのに対し、長い時間大きな温度が加わると、よっぽど厚みがない限り時間をかけて熱が伝わってしまいます。屋根に断熱を施しただけでは結果的に熱が浸入し、今度は入った熱が断熱材によって逃げずに一晩中家が冷めなくなってしまうのです。

そこで断熱材に伝える前に熱を逃がす為に、まず屋根材との間に通気をする空間をつくる事です。瓦屋根がトタンやスレート屋根より少し涼しいと感じるのは、屋根材と下地の間に空間があって、そこで通気する事によって熱を逃がしてくれるからです。

そしてもう一つは遮熱です。屋根材そのものの遮熱も有効ですが、先ほども書いたように日が当たりっぱなしの屋根では限界があるので、温まってしまった屋根材の熱をいったん逃がす通気層の中で遮熱を行い、空気層を伝わる熱をガードします。それでも伝わってしまう小さな熱は断熱材が守ってくれます。

屋根の葺き替えを行う時に以上のような通気、遮熱、断熱を全て行うのが最も良い屋根の省エネリフォームですが、ちょっと大がかりだなと思ったら、屋根の寿命の時期に行う事をお勧めします。

しかし、夏の冷房費が減り、とても快適になる事を考えると、葺き替えの時期が近い屋根であれば前倒しでやっても良いと思います。また、葺き替えの必要の無い瓦屋根であっても、もしも耐震のために軽い屋根に替えるという考えがあるならば、是非導入をご検討いただけると良いと思います。

以上がとっても効果の高い屋根の省エネリフォームの方法ですが、今年の夏に向けて一度お考えになってみてはいかがでしょうか。

代表取締役 鈴木 晴之

震度1以上が1000回以上も続く熊本地震

熊本で起きている地震では、被害にあわれている方たちは本当にお気の毒と思います。心からお見舞い申し上げます。

今回の地震による建物の被害は、あまり使いたくない言葉ですが想定外の出来事と私は思います。

建物の地震に対する強度は、「震度6程度の地震でもつぶれないで人の命は守る」ことが求められています。
しかし今回のような大きな地震が同じ地域で何度も起こることは想定していません。

ですから今回のように何度も大きな地震に合えば壊れてもやむをえないのです。気象庁も今回の地震を想定外のこととしていますが、過去に記録のある地震活動の中では想像のつかないことだったのです。

報道で見る限りのことですが、1回目の地震で東海大学の学生寮という建物がほぼ垂直につぶれていた画像を見ました。普通地震ではねじれるようにして建物はつぶれるのですが、今回のような建物の被害は初めて見ました。

相当大きな力が垂直方向に働いた結果、柱が座屈(折れて)して起こったことと思います。ほかにも今回の地震は過去とは違うことがたくさんあるのではないかと考えています。これからの検証を待つことになりますが、注意深く見てゆきたいと思います。

初めて「FPウレタン断熱パネル」壁倍率大臣認定取得

筋違なしウレタン断熱パネル(FPパネル)が壁倍率2.1倍を取得しました。

構造用合板や筋違を使うことなく、発泡ウレタン断熱パネルを耐力面材として認定された。初めての大臣認定です。

今までに筋違入りのFPパネルで3.4倍の壁倍率の大臣認定は受けていましたが、筋違や耐力面材なしでの認定は、ウレタンの断熱性に加えて経年劣化にも耐える耐久性や耐震性能が認められたことになります。

長年FPパネル工法にたずさわっている私たちは、FPパネルは耐震性や制震性能が高いのではないかとずっと思っていました。平成23年から評価機関への確認作業の結果が実り28年3月31日に大臣認定を取得することが出来ました。

FPの家が強度もかなり優れているのではないかという事は、東日本大震災で1軒だけ津波にも流されずに残った岩手県の家や新潟地震など各地で起こっている地震でも壊れていない家がたくさんあるという報告からも実証されました。

同じような結果が熊本地震でも出ることと思います。

環境フェア2016「めざそう!日本一のエコタウン」―水素社会がやってきたー

日 時 6月4日(土) 午前9時~午後3時
会 場 江戸川区総合文化センター屋内外
    江戸川区区中央4-13

会場ではふれあい動物ランドや環境に優しい人力自転車発電の体験などのイベントや古着・古布回収を実施し、回収した衣類は中古衣料として海外での利用やウエス(工業用雑巾)軍手などに再利用されます。沢山のフリーマーケットも出店していますので、掘りだし物を見つけるのも楽しみです。

環境フェアのイベントに参加することで大人から子供まで楽しみながら環境を考える機会になります。大和工務店も建築士会江戸川支部の一員として参加し、鉋で端材を削って「マイ箸作り」を行います。

白アリにご注意

先日「勝手口に羽の付いたアリが気持ち悪いほどいる。」と連絡を頂きました。

たぶんはシロアリだろうと思いましたが、念のため何匹かビニール袋に入れて持ってきて頂き、業者に見てもらいました。シロアリに間違いないとの事で、早速消毒しました。

ヤマトシロアリは4~5月の雨の翌日、晴天の昼間で時間は、午前10時~午後3時くらい。
1度で終るときもありますが、2度・3度と飛び出すこともあります。

イエシロアリは6~7月の夕方から、夜間にかけて飛び出し走光性があります。
多くは灯に集まり、数千~数万匹がいっせいに飛び出します。

5月に大和工務店で行う教室

☆荷造り紙バンドを使ったかご作り
日時:11日(水) 21日(土)  午後1:30~
費用:900円(かご1~2ヶ作れます)
※ 当日のお申込みも受け付けます。

☆パッチワーク教室
日時:10日(火) 14日(土)  24日(火) 午後1:30~
費用:1ヶ月 300円(コピー代等)
※ 前日までにお申し込み下さい。

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